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立川市の無形民俗文化財

2024.01.26

スタッフ日記
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先日娘の学校公開があり見に行ってきました。

教科は「立川市民科」でした。

立川市民科は、地域に根ざした学習を通して、地域を知り関わる中で

地域を大切にする思いを育んでほしいという思いが込められた、

比較的新しく新設された教科です。

今回は“立川市獅子舞芸能保存会”の方の出張授業でした。

立川市の諏訪神社で毎年8月下旬に行われるお祭りでは、

悪疫退散や豊作と郷土の安泰を祈願して獅子舞が奉納されます。

写真参照:立川市教育委員会【市指定無形文化財】獅子舞

元禄時代から伝わる郷土芸能であり、立川市唯一の無形民俗文化財にも指定されているそうです。

獅子舞の前に獅子の露払いとして演技を行う棒仕(ぼうつかい)は

かつては立川市富士見町3、4、5丁目の長男の中、

獅子舞は立川市柴崎町1丁目の若者の中の何人もの候補者の中から選ばれ、

舞子になることはとても名誉なことだったそうです。

現在ではその限りではないそうですが、少子化や地域の高齢化、若者の地元離れの影響で、

舞子の確保も難しく、指導者やスタッフも年々減少しているそうです。

授業の最後の質問タイムでやってみたいという女の子が発言していましたが、

「女の子はできないんだ。昔から決まっていることを変えていくのは

とても難しくて・・・。ごめんね。」と保存会の方が答えていたことが印象的でした。

地域に330年以上継承されている伝統芸能について深く知れたことと同時に、

伝統を守ることと承継していくことの難しさを感じた授業でした。

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