2025.03.25
こんにちは。インターン生のYです。
ついに長かった冬が開け、春の訪れを感じる季節となりました。
この時期に始まるものと言えば、もちろんプロ野球ですよね。
我々野球好きからすると、いよいよ冬眠から覚めるかのような気持ちです。
ITの発展により全てが数値化される現代では、野球も数値化されています。
その中で今までの感覚的な常識がひっくり返る事実も判明しています。
それが「犠牲バント」についてです。
犠牲バントとは、打者がアウトになる代わりに走者を一つ先に進める戦術です。
チームのために自らを犠牲にする、、、いかにも日本人的ですね。
この戦術はより得点のチャンスを増やすため、多く使われてきました。
そんな犠牲バントを大学の研究機関が分析した結果、多くの場合において「点数を獲得できる確率が低
下する。」という事実が判明したのです。。
この結果は、すべての野球関係者に衝撃を与えました。
あのバイプレイヤーの職人技が、実は無意味どころかチームに負の影響を与えていたのかもしれないということです。
これを受けプロ野球では犠牲バントの回数が減少しています。
無死一塁の場合を例とします。
2015年には23%ほど犠牲バントが選択されていましたが、現在では15%まで低下しています。
わずか8%と感じますが、年間に行われる回数で比較すると200回以上減少しています。
スポーツからは程遠いと思われる統計学の研究が、プロスポーツの戦略を一変させました。
このように今までの常識をあらためて疑うことで、違った結果が得られることもあります。
皆さんも自分の常識を一度違った角度から見直してみてはいかがでしょうか?
何か面白い発見に出会えるかもしれません。