2023.04.21
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
先日、久しぶりの友人達と集う機会があり、お互いの近況について報告し合いました。
皆、子供達も手がかからなくなってきて、話題は一人時間の楽しみ方に。
物作りを始めたとか、推し活だとかそれぞれの楽しみ方の中で、印象的だったの
が、エンディングノートを書いているという友人の話でした。
エンディングノートとは文字通り、自分の人生の終末について記したノートです。
40代になったばかりの友人の言葉にみんな最初は「早くない?」とか
「そういうフラグたてない方がいいんじゃない?」なんて笑っていましたが、
よくよく聞いてみると、その友人は早くに父を亡くされ、突然のことで気が動転
してしまった母の代わりに、手帳を見ながら知り合いの方々に電話連絡をしたそうです。
その際に、仕事関係でつきあいが深いと思っていた方が、意外にも素っ気ない
対応であったり、亡くなったことを知らせていなかった友人から数年後に連絡が
あり、知らせてほしかったと涙をこぼされたり。
葬儀をするにあたっても何色の花が好きだったのか、どんな曲が好きだったのか
もわからないことに気づいたり。そんな経験を経て、自分自身について書き留めておこうと思ったそうです。
そして何より書き始めてみると、これまでの自分への振り返りから、
改めて今後はこうして生きたいという気持ちがわいてきたとか。
財産や必要な情報等についてもそうですが、目に見えない思いや、
経験した出来事などを形にすると新たな気づきがあるかもしれませんね。