2021.03.22
「春の皿に苦みを盛れ」ということわざをご存知ですか?
春には苦いものを食べようという意味です。
この場合の「苦いもの」は主に春野菜を指します。
ところで、なぜ「苦いもの」なんでしょうね?
実は春野菜の特徴の苦み成分には、冬の身体を春仕様にする働きがあるからです。
春野菜特有の苦みのもとになる「植物アルカロイド」と呼ばれる成分は、
デトックス効果があるとして話題になった成分です。
この成分は腎機能を高める効果もあり、新陳代謝を促してくれます。
体内にたまった余分な熱や水分といった老廃物を体外に出してくれるのです。
代表的な春野菜に「菜の花」や「タラの芽」などがありますね。
子どもの頃は食べられなかったけれど、大人になってから好きになったという方もおられるのではないですか?
ゴマやからしなどであえ物にしたり、てんぷらにすると美味しく頂けるので、
春の短い期間しか楽しめない春野菜をたっぷり食べてみてはいかがでしょうか?