2018.12.27
「平成最後の〇〇」という言葉を最近よく使いますね。
昭和が終わる時は昭和天皇の崩御によって、突然平成に変わった感じがありますが、今回は天皇陛下譲位ということで、私たちは「平成最後の〇〇」を満喫?させていただいています。
ということで、当小嶋税理士事務所だけじゃなく、みなさんもこの年末は平成最後の年末ですね!
「次の元号が分からないから年賀状などの年号が書けない」みたいな感じで、意外といつまで平成が続くのかご存知ない方も多いようですが、毎日忙しくしていたら、そういうこといちいち考えないかもしれないですね。
ちなみに、平成最後の日は「平成31年4月30日」です。
来年の5月から新しい元号がスタートします。
昭和で30年、平成で30年ということで、東京タワーの還暦も話題になっています。
ところで、平成と言えば、実は「消費税」って平成にスタートしたんですよね。
平成元年に消費税が「3%」で導入されました。
ここに至るまでに2度の挫折がありました。
大平内閣が「一般消費税」導入を閣議決定しましたが、総選挙中に断念。その後、中曽根内閣では「売上税」法案を提出しますが、国民的な反発に遭い廃案しています。2度の挫折を経て、本格的な少子高齢社会の到来前に直間比率を是正する目的で「消費税」は、竹下内閣によって導入されました。
そして、平成9年に税率が5%にアップします。
8年間据え置かれてきた税率は、所得減税を2年(平成7年度から)先行させた後、橋本内閣で引き上げられました。簡易課税の適用上限を2億円にヒキサゲルなど、益税の縮小が図られました。
そして平成26年には税率は8%にアップ。
「社会保障・税一体改革」関連法(平成24年成立)に基づき、税率は8%へ引き上げられましたが、その後に予定していた10%への税率アップは、安部内閣により2度にわたり延期されました。
そして今年(平成30年)、安部内閣は2019年10月(新元号10月)からの税率10%への引き上げ実行を表明しました。これによって消費税導入以来はじめて、軽減率制度が導入され、複数税率となります。
平成とともに導入された消費税。どういうふうに進化していくんでしょうか。