2023.09.12
こんにちは。
T&A税理士法人インターン生のYです。
いきなりですが、算数の問題でよくある
シチュエーションは何が思いつくでしょうか。
三角形の辺を動く点Pや池の周りを異なる
速度で歩く兄弟、色の異なる玉を袋から取っては
戻すを繰り返すなど、現実ではあまり見られない
ものの、問題においては定番の行為があると思います。
簿記でもそうした「あるある」なシチュエーションが
あります。簿記の問題においてよく見かけるのは、
金庫内に不要なものが混入している、建物が燃える、
車両を売って新しく購入する、などでしょうか。
さて、私は先月実施された第73回税理士試験を
受験したのですが、受験科目の一つである
「簿記論」ではレアケースが見られました。
それは、企業が広告代の支払いのために発行した
小切手を担当者が横領したという内容で、
自分が初めて見る問題であることと横領と
いう衝撃的な行為に対し、試験会場で動揺したのを
覚えています。
一方で、問題すべてがレアケースで構成される
わけではないため、倉庫炎上という定番の問題を見て
安心する場面もありました。
冷静に考えると車両の売買はともかくとして、
建物が燃える場面に安心感を覚えるのもいかがなもの
かとも思うのですが、同じ問題を解いた受験生の多くは
共感してくださるのではないかと思います。
とはいえ、現実の業務においては誰もが遭遇したくは
ない事態ではあるため、こうした場面は問題の中だけに
留まっていてほしいものですね。